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中国ルポライターが「ウイグル問題」を取材する難しさを語る 「大陸最深部で繰り広げられる悲劇の実態は?」 | レビュー | Book Bang -ブックバン-
安田峰俊・評「大陸最深部で繰り広げられる悲劇の実態をつかむ」 中国政府による弾圧が続く新疆ウイグル... 安田峰俊・評「大陸最深部で繰り広げられる悲劇の実態をつかむ」 中国政府による弾圧が続く新疆ウイグル自治区を描いた書籍が話題となっている。日本語訳が発売一週間で重版となるヒットを記録している『AI監獄ウイグル』(ジェフリー・ケイン著/濱野大道訳)は、“デジタルの牢獄”と化した新疆の実態を、アメリカ人ジャーナリストの著者が膨大な取材に基づき告発した一冊だ。ルポライターの安田峰俊氏は、中国の実情を取材する難しさをふまえて中国の情報統制の実態を論じる。 *** 2021年末、私は中国の駐大阪総領事の動向を50日近くにわたり追いかけた。この人物はツイッター上で人権団体アムネスティを「害虫」と呼んではばからないなど、過激な言動で知られる。もちろん、彼いわくウイグル問題は「アメリカなどによる卑劣なでっち上げ」だ。私は総領事館内で本人にインタビューした後、あたかも親中派の記者のように振る舞って、彼と館員た
2023/06/11 リンク