「保毛尾田保毛男」が刻んだトラウマ ゲイ嘲笑と戦ったある活動家に届けたい言葉

ゲイに「恥の感覚」を植え付けた番組キャラクターフジテレビがバラエティ番組のなかで、「保毛尾田保毛男」なる男性同性愛者をイメージさせるキャラクターを登場させ、騒動となりました。翌日、社長が謝罪を表明しましたが、現在もさまざまな論評が重ねられています。 今回の騒動は、約30年前に放送された番組のキャラクターを復活登場させたことによるものでした。 青い髭剃りあとにピンクの頬、くぐもった声でしゃべるねばっこい口調、流し目に媚態。侮蔑的響きをもつ「ホモ」なる言葉を重ねたキャラクター名からは、「これがアノ気持ちの悪いホモですよ。さあ、みなさん笑いましょう」といった強烈な悪意が発散されていました。 これが放送されていた当時、私は20代前半の学生で、この種の番組をあまり見ませんでしたが、キャラクターは「ブラウン管」（まだ！）を超えて社会に広がり、私の脳髄にも届いて私を打ちのめしました。なぜなら、私はまさに

[c_flat_minor7]

あれは罪深いキャラクターだった。……ふと、私たちはなぜあれを気持ち悪いキャラクターとして捉えるのだろう？という疑問が浮かんだ。

[nenesan0102]

アラフォーだけど、当時は漫画にもステロタイプ的なホモがよく登場していた記憶が。まるでホモは笑ってもいいんだ、みたいな感じ。誰もそれに疑問を抱かなかった。ホモは頭がおかしいからいい、みたいな感じだった

[Jcm]

差別に反対する、差別的行為を指摘する人を嘲笑する人は、その差別によって実際に死に追いやられる人がいるということを想像できないのだろうか。それとも、そんなことは些細なことだとでも思っているのだろうか。

[Louis]

「そうやって自分があの気持ちの悪い「ホモ」ではないことを証明しようと自分を否定するたびに、若者の小さな自尊感情は1ミリ、また1ミリと、削られていったのです」

[rocoroco3310]

とてもいい記事だった。差別を恐れてはいけない。それは差別的感情を持つ自分を恐れないことだ。差別的感情は誰にでもある。差別的社会に生きていれば当たり前のこと。そこから自由になるために、葛藤し続けるんだ

[yuuka_t]

加害側にいたわけでもないけど（お笑いとかよく知らないし）、無神経なことはあるかも。ただ、そこから変わりたい人を支援することはあるかもしれないけど、変わりたくないと思う人を責め立てるような真似もしない。

[Kitajgorodskij]

ウヨと人権活動は両立するするのか・・・う～ん

[kita-tuba]

「保毛尾田保毛男」が刻んだトラウマ　ゲイ嘲笑と戦ったある活動家に届けたい言葉

[akihiko810]

96年時点じゃこのクソ寒いノリが「最先端な笑い」だったのか　>古田新太＆犬山犬子のラジオ本、『野茂とホモの見分け方』96年10月に謝罪放送と回収

[toraba]

『「こういう人いるいる」というインパクトで』例の放送でたけしも「小学校の時、こういう親父が公園で待ってた」「みんなで逃げたことあるんだ」と言ってたが不審者的な扱いだったのかな？

[quick_past]

保毛尾田保毛男あげつらいネタのうちのたった１つであって、その裾野はもっと広かったよ。事あるごとに「おかま」といじくられ、笑われ、叩かれていた。そしてそれがリアルに生きる当事者へ地続きに投げかけられてた