G7サミット開催地広島 1945年8月6日、被爆4時間後の原子雲 | 中国新聞デジタル

1945年８月６日、米軍が広島市への原爆投下約４時間後に今の南区元宇品町付近の上空から撮影した市内。原子雲の下の地上に近い地点は灰色に覆われ、原爆資料館は火災の煙とみている（米国立公文書館所蔵、原爆資料館提供） 米軍が広島市へ原爆を投下した約4時間後、今の南区元宇品町付近の上空から、原子雲と火災の煙に覆われた市内を撮影した写真が米国立公文書館に残っていた。元宇品町は、来年5月に市内である先進7カ国首脳会議（G7サミット）の主会場候補のグランドプリンスホテル広島の所在地で、爆心地から約5キロ南東にある。1発の核兵器で市街地の広範囲が瞬く間に火に包まれ、無差別に焼き尽くされた実態が伝わる。 【まち一面が壊滅 上空から見た広島】 サミットに向け、原爆資料館（中区）の協力を得て同館の収集資料のうち元宇品町と爆心地方面の位置関係が伝わる空撮写真を洗い出した。整理や検証が終わっていないために同館ウェブ