衛星データ活用、新ビジネス続々 豊橋「宇宙相談窓口」が後押し：中日新聞Web

サグリが製作した気象データの観測装置。人工衛星からのデータと掛け合わせ、将来的には農家支援につなげる＝愛知県豊橋市で 人工衛星のデータを活用した新規ビジネスへの参入や起業が愛知県豊橋市で相次いでいる。二〇一九年までは一社にとどまっていたが、二〇年には四社増え、五社に。データを解析し、農林業やインフラ整備など幅広い課題解決を目指しており、市による新規創業などに対する手厚い支援が実を結びつつある。 （酒井博章） キャベツ畑が一面に広がる豊橋市南部。畑の脇に一台の装置が据え付けられている。昨夏、市内に事業所を構えたスタートアップ、Ｓａｇｒｉ（サグリ）＝兵庫県丹波市＝が製作したもので、畑周辺の気温や雨量などを常時観測している。