県教委、「愛知丸」４代目新造へ 蒲郡・三谷水産高の実習船：中日新聞Web

県教委は、三谷水産高校（蒲郡市）の大型実習船「愛知丸」の四代目を新造する。現在の三代目は完成から十五年がたち、老朽化が目立つため。漁業や船舶について学ぶだけでなく、海洋環境の調査など新たな役割を兼ね備えられる、より大きな実習船の建造を目指している。 同校は県内で唯一の水産高校で、大型や小型の実習船を保有する。三代目は二〇〇七年四月に完成し、総トン数二九九トン。生徒三十五人、船員と指導教員計十五人が乗船できる。 海洋科学科の生徒は愛知丸に乗り込んで年二回、七十五日間の実習に出る。海洋漁業コースはカツオ一本釣りや瀬釣りといった漁業に関する実習を重ね、海洋工学コースは船舶の運転や保守に関する知識と技術を習得する。ほかの学科の生徒も体験乗船などで愛知丸を利用する。

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（中日）県教委は、三谷水産高校（蒲郡市）の大型実習船「愛知丸」の四代目を新造する。現在の三代目は完成から十五年がたち、老朽化が目立つため。