神宮神田で御田植初 田楽響く中、秋の豊作願う：中日新聞Web

伊勢神宮の祭典で供えるイネの苗を植える県無形民俗文化財の「神田御田植初（しんでんおたうえはじめ）」が七日、伊勢市楠部町の神宮神田であった。 御田植初の行事は、室町時代には行われていたと考えられている。明治期に一時中断したが、一九二四年に再興し、現在は地元住民でつくる保存会によって受け継がれている。 この日は初めに、水田を管理する神宮司庁職員が、神職から受け取った苗を田に投げ込み、一部を植えた。その後、保存会の楽員が笛や太鼓で奏でる田楽が響く中、烏帽子（えぼし）やかさをかぶるなど専用の装束に身を包んだ男女二十人が、八百六十二平方メートルの水田に一列に並び、丁寧に苗を植えていった。田植え後は、細...

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「神田御田植初（しんでんおたうえはじめ）」