「煮干しの標本」１５０年後の国宝展で最高賞 三島・沼田さん：中日新聞しずおかWeb

東京・上野の東京国立博物館（東博）で開催中の「１５０年後の国宝展」で、三島市の沼田行雄さん（３９）が出展した「煮干しの標本」が、最高位の特別賞の一つに選ばれた。老舗のだし専門店で勤務する沼田さんは喜びながらも、気候変動で煮干しにする魚が激減したり、煮干しでだしを取る食文化が薄れたりといった危機的状況を、見た人たちが考える契機になればと願う。 （今坂直暉） 創立百五十年を記念した東博は、公募で個人や企業から集まったお宝を「百五十年後の国宝候補」として展示している。沼田さんは「日本の人たちが和食を見つめ直すきっかけになれば」と、自身の煮干しコレクションを応募。三百四十五件の応募の中から、ファミリ...

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「沼田さんは喜びながらも、気候変動で煮干しにする魚が激減したり、煮干しでだしを取る食文化が薄れたりといった危機的状況を、見た人たちが考える契機になればと願う」https://150ourtreasure.jp/ https://izu-numata.jp/