浜松市と静岡市の小中８７校がエアコンなし 校舎耐震化優先：中日新聞しずおかWeb

新型コロナウイルスの影響で例年なら夏休みの時期にも小中学校で授業があるが、浜松市と静岡市の小中学校八十七校では、エアコンなしのまま夏本番を迎える。静岡県内では、両市以外の市町のほぼ全校で七月中に設置が完了する。県内の他の市町より学校数が多いなどの理由があるようで、両市は対応に苦慮している。 （勝間田秀樹） 小中学校のエアコン設置は、猛暑だった一昨年夏、愛知県豊田市の小学校で校外学習から教室に戻った一年生の男児が熱射病で死亡したことをきっかけに、全国で進められている。各自治体が実施し、政府も設置費用の三分の一を補助するなど後押ししている。 静岡県では、普通教室の冷房設置率が今夏までに全三十五市町のうち三十二市町で１００％（校舎建て替え予定の学校を除く）を達成した。残る三市のうち沼津市は九月上旬だった予定を前倒しし、七月末に全校で設置が完了する。だが、今月十日現在で浜松市の設置率は６５・９７％

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「静岡県内では、両市以外の市町のほぼ全校で七月中に設置が完了する。県内の他の市町より学校数が多いなどの理由があるようで」「今月十日現在で浜松市の設置率は６５・９７％、静岡市は６９・３５％」