新型コロナウイルス感染拡大時における我が国の集中治療の現状と課題～横断的ICU情報探索システム(CRISIS)の有用性と展望～ | 日本医師会 COVID-19有識者会議 2020-05-13

注：この記事は、有識者個人の意見です。日本医師会または日本医師会COVID-19有識者会議の見解ではないことに留意ください。 欧米での状況を見ても、新型コロナウイルス感染症の死者数を少なく抑えるためには、集中治療供給体制の強化と維持が非常に重要であることがわかる。 我が国の集中治療のレベルは高く、救命率は非常に高いが、キャパシティーに余裕はほとんどなく、臨界点を超えると一気に死者数が急増する可能性が高い。 東京都では第1波時に重症患者が急増し、あと少しで臨界点に達する状況であった。 重症者は長期間ICUに滞在する。北海道では、第１波の影響が残ったまま第２波が積み重なりICUが埋まった。波の高さのみならず波の間隔をあけることの重要性が見て取れる。 今後の感染拡大に備え、下記の提案をしたい。 ハイケアユニット等への看護師、医師のマンパワーの確保を行う。 感染拡大時には、不急の手術を延期するなど

[wkoichi]

“重症者は長期間ICUに滞在する。北海道では、第１波の影響が残ったまま第２波が積み重なりICUが埋まった。波の高さのみならず波の間隔をあけることの重要性が見て取れる。 ”

[kumicit]

ICUのキャパあふれがなければ人工呼吸器による救命効果はそれなりのもよう。

[jfkintko]

ぜひ！＞第2、3波に備えた集中治療供給体制の強化；4月24日時点で都全体で人工呼吸を行っていない症例も併せて150名程がICUに収容と推察。都のICUベッド数は1,１00床程度、通常診療を続ける限りCOVID-19用‥は200床程度が限界

[zu2]

“ドイツのように30床あってもさらに45床まで増設を進めている現状を考えれば、重症患者の受け皿として「ヒトとモノ」を備えた集中治療を行いうるベッド数の確保は急務であると考えられる”

[maturi]

”しかしながら、重症患者の受け皿の拡充がなされない限り現状のままでは、東京都で人工呼吸管理をしている症例が200名程度になると急激に死者が増える可能性があることは容易に想像できる。”