20130718_007440.pdf これならわかる経済の仕組み 第21回 政府消費-公的な「消費」の中身 2013 年 7 月 18 日. . 常務執行役員. 岡野 進

公共投資と並んで公的な需要として「政府消費」があります。投資に当たらない政府の支出がこ こに含まれていますが、 主なものは、 公務の執行にかかわる費用、 すなわち公務員の給料や物品 ・ サー ビスの購入などです。こうした政府部門の経常的な経費のうち実際に需要となるものを 「政府消費」 と呼んでいます。 政府消費―公的な「消費」の中身 経済の広場 2013 年 7 月 18 日 Copyright © 2012-2013 Daiwa Institute of Research Ltd. 1 常務執行役員 岡野 進 第 21 回 全 2 頁 これならわかる 経済の仕組み 消費というと個人消費における消費と同様のことをイメージしてしまいやすいですが、 政府消費 （一 般政府の最終消費支出）といった場合には政府部門の経常的な支出のうち実際に経済の需要となるも のという理解をすればよいでしょう。他の

[maturi]

政府消費の中でおおよそ4割とかなりの部分を占めているのが、社会保障基金の「現物による社会 保障給付」です。これは健康保険組合など公的医療保険 制度が本人負担分以外の医療費を保険者として支払う部分を指してい