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「精緻なMBAカリキュラム」“自家製”の勧め:梅田望夫 | シリコンバレーからの手紙 | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト
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「精緻なMBAカリキュラム」“自家製”の勧め:梅田望夫 | シリコンバレーからの手紙 | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト
クライアント企業の企画部門で働く若い友人A(三十歳)から、米国ビジネススクール進学の推薦状を書いて... クライアント企業の企画部門で働く若い友人A(三十歳)から、米国ビジネススクール進学の推薦状を書いてほしいと頼まれた。日本の国立大学(経済学部)を卒業してあるメーカーに入社して七年間、本人の言葉を借りれば「爪に火を灯すようにして」奥さんと二人で二千万円貯金したのだという。「そのお金を全部投資してアメリカのビジネススクールに行って、その後のキャリアを切り拓きたい」 Aは私に言った。三十歳で二千万円の貯金かあ、二十代から計画性があってたいしたものだなと感心しつつ、私は推薦状の件を喜んで引き受けた。 Aは米国トップクラスのビジネススクールを狙っているわけだが、興味が湧いたので少し調べたところ、学費を含めかかるコストが本当に高いのに驚いた。会社派遣ではなく自費で行こうと思えば、たしかに二千万円の貯金が必要なのである。