子供の「自閉スペクトラム症」予測法を発見…福井大学などが臍帯血を分析、影響脂肪酸を特定 | 医療,社会 | 福井のニュース | 福井新聞ONLINE

臍帯血を使った自閉スペクトラム症の予測手法について説明する平井講師（右）と松﨑教授＝7月30日、福井県福井市の福井大学文京キャンパス 対人コミュニケーションが苦手とされる自閉スペクトラム症（ＡＳＤ）について、福井大学などの研究グループは７月３０日、出生直後に採取される臍帯血（さいたいけつ）を用いて、子どものＡＳＤを予測する手法を発見したと発表した。影響を与えうる臍帯血中の脂肪酸を特定したという。「ＡＳＤ児への早期支援、妊産婦や父母への早期指導が可能になる」としている。 福井大子どものこころの発達研究センターの松崎秀夫・センター長兼教授（５８）と同大医学系部門看護学領域の平井孝治講師（３７）が、福井市の福井大文京キャンパスで発表した。研究グループは福井大、浜松医科大、ベンチャー企業「リピドームラボ」（秋田市）でつくる。 ＡＳＤは神経発達症の一つで、人とのコミュニケーションが苦手だったり、物事