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マツダのEVは何が新しいのか?(前編)
どこよりも小さいバッテリーのEV マツダは今回MX-30の開発にあたって、「航続距離で戦うな」という指令... どこよりも小さいバッテリーのEV マツダは今回MX-30の開発にあたって、「航続距離で戦うな」という指令をスタートラインにした。基本に立ち返れば、EVとは、環境保護のための技術であり、当然限られたエネルギーをいかに効率良く使うかということになる。電池切れを恐れるあまり重い電池を大量搭載して、加速の度にエネルギーを余分に使うのは、やはりどこかブラックジョークめいている。 日々の走行距離はクルマが使われている地域によって異なる。年間に直せば分かりやすいが、普通の人が1万キロ(27.8キロ/日)、多い人でも2万キロ(55.6キロ/日)くらいが現実的な線で、あとはイレギュラーなたまの1日のためにどれだけ備えるかになる。 問題は、その備えが車両価格に大きすぎる影響を与えることだ。例えとして日産リーフを見てみると、大小2つあるバッテリーの小さい方の最廉価モデルが330万円。バッテリー容量は40kWh、