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「安いニッポン」の本当の恐ろしさとは何か 「貧しくなること」ではない
日本経済新聞で6月22日から「安いニッポン ガラパゴスの転機」というシリーズ記事が始まった。 消費者が... 日本経済新聞で6月22日から「安いニッポン ガラパゴスの転機」というシリーズ記事が始まった。 消費者が「安さ」を強く求める日本は、世界で需要が盛り上がって価格が高騰しているズワイガニを買うことさえ難しくなってきた――というような、デフレ国家・日本のシビアな現実が毎回紹介され、ネットやSNSでは「日本が2流国家に成り下がった証だ」などと反響を呼んでいる。 実はこのシリーズは昨年もやっていて、『安いニッポン 「価格」が示す停滞』(日本経済新聞社)という新書にまとめられよく売れているという。それを受け、6月27日には『Mr.サンデー』(フジテレビ)でも「安いニッポン」特集が組まれた。軽井沢の別荘が、香港やシンガポールと比べると破格に安いことから、中国人富裕層などに飛ぶように売れている実態がレポートされ、「安いニッポン」を改善しないと、今の子どもたちが大人になる時代には「貧しいニッポン」になってし
2021/07/03 リンク