【主張】朴大統領演説 「脅し」に屈せぬ姿みえた（1/2ページ）

韓国の朴槿恵大統領が米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル」（ＴＨＡＡＤ）の配備について「北朝鮮の無謀な挑発から国民の生命を守るため選択した自衛的措置だ」と述べた。 中国は配備決定に強く反発している。韓国への経済的報復をちらつかせ、強く圧力をかけているさなかの発言だ。 大統領がこれに屈せず、安全保障上の必要な措置として配備の意義を語ったのは極めて妥当だ。 日本からの解放記念日とする「光復節」の式典での発言である。演説では、日本との関係について「歴史を直視するなか、未来志向的な関係を作っていかねばならない」とも語った。 いわゆる慰安婦問題は日本を牽制するために多用されてきたが、今回は言及しなかった。 全体として、昨年１２月の日韓合意を経て改善の方向が見え始めた対日関係への配慮が受け取れる。日韓、米国を含む日米韓の連携がより重要な状況を迎えていることの反映ともいえよう。 核・ミサイル開発

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