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【農業協同組合が目指すもの】中家徹JA全中会長が語る【1】「地域を支える自信と誇り 協同組合運動者の気概発揮を」
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【農業協同組合が目指すもの】中家徹JA全中会長が語る【1】「地域を支える自信と誇り 協同組合運動者の気概発揮を」
発足以来65年の歴史を持つJA全中が、この秋、「一社全中」として再スタートを切った。JAグループの... 発足以来65年の歴史を持つJA全中が、この秋、「一社全中」として再スタートを切った。JAグループの代表機能や指導・調整機能などを発揮してきたこの組織の転換期にあたり、JAグループの代表である中家徹会長のこれまでの農協運動の歩みや、変革期の先頭で奮闘する会長の思いなどを大金義昭氏が聞いた。 ◆自転車で梨を運ぶ 手伝いは当たり前 大金 65年ぶりにJA全中は新たなスタートを切りましたが、そのときの会長はいったいどんな人物だったのだろうかと、後世の人たちも必ず興味や関心を抱くはずです。そんな観点からも、変革期の結節点に立ち先陣を担っておられる会長の素顔をみなさんに伝えられたらと思います。 昭和24(1949)年、和歌山県田辺市の農家にお生まれと聞いています。 中家 母親は学校の教員だったんです。その母親になぜ農家の嫁に来たのかと聞いたら、これがまさに食糧難時代の当時の状況に結びつくのですが、農家