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製造業大企業/利益剰余金 バブル期の倍/トヨタは「1万人正社員化×220年分」/雇用守る体力あり
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製造業大企業/利益剰余金 バブル期の倍/トヨタは「1万人正社員化×220年分」/雇用守る体力あり
雇用破壊が社会問題となっている一方、大企業には雇用を維持する体力が十分にあります。内部留保の一部... 雇用破壊が社会問題となっている一方、大企業には雇用を維持する体力が十分にあります。内部留保の一部である利益剰余金だけをみても、資本金10億円以上の製造業大企業は、バブル期の2倍近くため込んでいます。トヨタ自動車の利益剰余金は、正社員1万人の年収220年分を超えます。 32兆円増 自動車、電機など輸出大企業はじめ製造業大企業は、世界的な経済危機を理由に、昨年秋から「非正規社員切り」を競い合ってきました。人員削減は正社員にも及んでいます。一方、財務省の法人企業統計をもとに、企業側も認める内部留保である利益剰余金をみると、製造業大企業は9月末時点で約64兆円ため込んでいます。ピークの2007年12月末の78・7兆円からは2割弱減ったものの、バブル期の1989年9月末時点と比べると約32兆円増と、ほぼ倍加させています。 各社の連結決算をみると、トヨタ自動車の利益剰余金は、9月末時点で約11兆370