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閣僚からTPP参加論 タイ 反対続出/“米中の競合激化でASEANに悪影響”
環太平洋連携協定(TPP)への参加論が経済閣僚から相次いでいるタイで、反対論が続出しています。主... 環太平洋連携協定(TPP)への参加論が経済閣僚から相次いでいるタイで、反対論が続出しています。主な理由の一つは、東アジアでの米国と中国の影響力争いが激化し、東南アジア諸国連合(ASEAN)共同体発足などの地域協力に悪影響を与えるというものです。プラユット暫定首相は23日、「慎重な検討」を各省庁に指示しました。 タイはインラック前政権時も昨年のクーデター後も、一貫してTPPに参加しない方針を取ってきました。ところがソムキット副首相(経済担当)とアピラディ商業相が先月から、TPP参加に前向きな姿勢を相次いで表明し始めました。 バンコク・ポスト紙によると、TPP参加の是非を論議した20日の閣議でプラユット氏は、米国によるTPP推進に刺激された中国が「東アジア地域包括的経済連携(RCEP)」の協議を加速させようとするだろうと指摘。米中の競合が激しくなるとの展望を示しました。 RCEPはASEAN1
2015/10/26 リンク