学術会議総会を延期/「あり方」政府方針の遅れ受け

日本学術会議の組織のあり方について、政府方針の公表が遅れていることを受け、同会議の総会が延期されたことが、１８日までに分かりました。総会は当初、２４日から２６日の開催を予定。同会議事務局によると、延期後の日程は現在調整中で決まっていません。 今年８月に政府が一度まとめた組織改革案を、自民党プロジェクトチームが「隔たりが大きい」として了承せず、今夏までに示すとしていた政府方針の公表が遅れているためです。 梶田隆章会長は、９月２８日の幹事会後の会見で、今度の総会には政府方針への対応を十分議論した上で臨みたいとして、方針の公表時期によっては総会の延期を考えざるを得ないと述べていました。 組織のあり方の見直しについては、菅義偉前首相が２０２０年１０月に会員候補６人の任命を拒否して以降、政府・自民党側が論点をすり替える形で検討を開始。学術会議は既に２１年４月の総会で、現在の国の機関としてのあり方を変