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今 これを読め『ホワイトカラーは給料ドロボーか?』
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今 これを読め『ホワイトカラーは給料ドロボーか?』
巷で言われるように、日本のホワイトカラーの生産性は本当に低いのか?インパクトのあるタイトルだが、... 巷で言われるように、日本のホワイトカラーの生産性は本当に低いのか?インパクトのあるタイトルだが、中身はいたって真面目に日本のホワイトカラーの実力を論じている。 経営者あるいは労働者の一方に偏った視点で書かれたものと異なり、エコノミストである著者は様々な統計データを駆使し、できるだけ客観的にわかりやすく「日本のホワイトカラーの生産性は決して低くない」ことを立証していく。単なるホワイトカラーの生産性の評価にとどまらず、深刻化しているサービス残業の分析や法案提出が見送られた日本版ホワイトカラー・エグゼンプション導入のあり方にも言及している点が興味深い。 ホワイトカラー、ブルーカラーを含めた日本の労働生産性は、社会経済生産性本部が「OECD加盟30カ国の労働生産性」(2004年)を比較したものによると第19位、主要先進7カ国(G7)では最下位だ。一方、製造業に絞った生産性だと日本は3位に躍進する。