大腸肛門機能障害の診断と治療 - 弘文堂

大腸肛門疾患には器質的なものと機能的なものとがあります。大腸癌、炎症性腸疾患、そして痔核、痔瘻などの器質的疾患の治療はここ数十年の間に格段の進歩を遂げ、新たな治療法が開発され続けています。しかしながら高齢社会を迎えてますます増えつつある機能障害への対応はまだ始まったばかりです。 本書は１９９５年に大腸肛門機能障害研究会を立ち上げ、我が国のこの分野の研究と臨床をリードしてきた編著者が、多岐にわたる疾患の病態を明らかにし、検査、診断、治療の道筋を示す画期的な書。大腸肛門機能障害に関わるすべての医療従事者のためのガイドラインです。 第１編 わが国における変遷と実態 第２編 大腸肛門機能障害の病態と病因別疾患 Hirschsprung病（先天性巨大結腸症）／鎖肛／二分脊椎（先 天性脊椎奇形）／Parkinson病／糖尿病／腫瘍性病変／大腸 憩室症／機能性便秘／機能性下痢／過敏性腸症候群／Outle