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私設図書館、京都に相次ぎ登場 誰かの思い出の本、別の誰かを引きつけて|社会|地域のニュース|京都新聞
誰もがふらりと立ち寄れる私設図書館をつくる動きが京都市内で相次いでいる。亡き人の蔵書を並べたり、... 誰もがふらりと立ち寄れる私設図書館をつくる動きが京都市内で相次いでいる。亡き人の蔵書を並べたり、親子で集える場づくりを目指したり、目的はさまざま。本を通した緩やかな交流の場が生まれつつある。 上京区御前通上ノ下立売上ルにオープンした「永田文庫」は、昨年11月に肝臓がんで亡くなった永田政俊さんの蔵書を公開している。晩年は独り暮らしで読書が趣味だったといい、永田さんの弟夫妻が開設。妻の永田友子さん(76)が館長を務める。 ほぼ年中無休で午前9時~午後5時の開館時間中は自由に入館でき、壁一面に並んだ棚の本を自由に読める。 棚には日本文学全集から世界文学全集、哲学書、エッセー、推理小説など幅広いジャンルの数千冊が並ぶ。中には、1972年2月に発刊された雑誌「文藝春秋」創刊50周年記念号も。館内に置かれたノートには本を借り出した人の名前がびっしりと書かれていて、形見の本が新たな縁をつむいでいる様子が
2021/11/06 リンク