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九州・高千穂の高架列車「あま鉄」 ファンの要望で運行継続
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軽トラックを改造した2両編成の“車両”は、高千穂駅を出発し、2つのトンネルと4つの小さな橋を越えて無人... 軽トラックを改造した2両編成の“車両”は、高千穂駅を出発し、2つのトンネルと4つの小さな橋を越えて無人駅の天岩戸駅を通過すると、全長352mの鉄橋に突き進んでいく。105m下に流れる岩戸川を覗き込めばその高さに震えるが、広がる絶景と吹き抜ける秋風はたまらなく爽快だ。 この夏、“高千穂あまてらす鉄道”の車両がお客さんを乗せて鉄橋を越えたのは、8年ぶりのこと。2005年の台風での被災を乗り越えて運転再開にこぎつけた様は、北三陸鉄道が震災から復興を遂げる『あまちゃん』にちなんで「あま鉄」と呼ばれる。JR九州の「ななつ星」が運賃56万円の豪華列車なら、こちらは1300円の高架列車である。 高千穂町出身で「あま鉄」の社長を務める作家の高山文彦氏はいう。 「夏休みの運行で4366人の来場者が集まりました。往復5.1kmの本物の線路の上を、小さな旅をして帰ってくるお客さんの顔を見るのがとてもうれしかった