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南海トラフ地震発生で高まる「富士山噴火」のリスク 噴石、溶岩流に加えて火山灰が引き起こすハイテク社会への大ダメージ
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南海トラフ地震発生で高まる「富士山噴火」のリスク 噴石、溶岩流に加えて火山灰が引き起こすハイテク社会への大ダメージ
宮崎県日向灘を震源とするM7.1の地震をきっかけに、政府が史上初となる南海トラフ地震臨時情報(巨大地... 宮崎県日向灘を震源とするM7.1の地震をきっかけに、政府が史上初となる南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)を発表、改めて震災への備えが意識されている。そして、南海トラフ地震発生後にさらなる脅威となるのが、「富士山噴火」のリスクだ。 政府の地震調査研究推進本部が公表する南海トラフの「想定震源域」に含まれる宮崎県日向灘を震源とする地震(最大震度6弱)に続き、関東でも神奈川県西部地震(最大震度5弱)が発生。富士五湖周辺など山梨県内も震度4に見舞われた。 京都大学名誉教授で地球科学者の鎌田浩毅氏はこう言う。 「南海トラフ地震は約100年に1度の頻度で起きており、前回は1946年の昭和南海地震(M8.0)です。今回の日向灘地震で再び、“南海トラフ地震の季節”に入ったと言えるでしょう。神奈川県西部の地震のほうは無関係と考えられますが、南海トラフ地震が発生すれば、富士山は噴火する可能性が非常に高い状態