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矛盾だらけ 母性が売りのはずのペイリンは、10代の母親の支援施設の予算を削ったことがある(4月9日)... 矛盾だらけ 母性が売りのはずのペイリンは、10代の母親の支援施設の予算を削ったことがある(4月9日) Sean Gardner-Reuters ママ・グリズリー[名詞] ①雌の大型ハイイログマ。北米に生息。大きく鋭い爪が特徴。 ②アメリカの女性政治家の一種。その政治的な主張は......? 一見すると、米政界の「ママ・グリズリー」の特徴は明快だ。サラ・ペイリン前アラスカ州知事の表現を借りれば、それは「常識」のある保守派女性のこと。ワシントンの悪い政策により子供たちが脅かされていると思えば、彼女たちは毅然と立ち上がる。肉食獣よろしく、敵と見なせば誰にでも襲い掛かり、ずたずたに引き裂く。 ペイリンが「ママ・グリズリー」を自称し始めたのは、共和党副大統領候補として臨んだ08年大統領選のとき。1つの政治運動の呼称としてこの言葉を初めて用いたのは、今年5月に人工妊娠中絶反対派団体で行った講演だった。