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ヒラリーはイラクから何も学んでいない
07年のヒラリー・クリントンは翌年の大統領選に向けて、民主党の有力候補だった。だが02年秋のイラク開... 07年のヒラリー・クリントンは翌年の大統領選に向けて、民主党の有力候補だった。だが02年秋のイラク開戦決議に賛成したことが民主党支持者の不興を買い、バラク・オバマに敗れるきっかけとなった。 14年のヒラリー・クリントンは、はるかに有力な候補者だ。考えられる対立候補すべてをしのぐ影響力を持ち、民主党有権者から圧倒的な支持を得ている。 今の彼女は、イラク問題についても「答え」を持っている。最近出版した回顧録『困難な選択(Hard Choices)』の中で、開戦支持は「明らかに間違いだった」と記述。インタビューでも、イラクで勢力を拡大している過激派に対処するため、地上軍を派遣することは「絶対にない」と明言した。 だが、オバマ政権にいた頃のクリントンを思い返してみよう。「イラクでの戦争は支持すべきでない」ということ以外、イラク開戦決議から何一つ学んでいないのは明らかだ。 国務長官時代のクリントンは