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世界の脅威に策を持たないオバマの危険なミニマリズム
真夏のある夜、ローマ郊外に立つ15世紀の屋敷で知識人や建築家、経営者、科学者などを招いて夕食会が開... 真夏のある夜、ローマ郊外に立つ15世紀の屋敷で知識人や建築家、経営者、科学者などを招いて夕食会が開かれた。芸術や建築、科学や文学といった高尚なテーマが語られ、その夜の主賓は遅くまで会話を楽しんだ。あまり社交的でないことで知られる彼にしては珍しい。 主賓とは、イタリアを訪問していたバラク・オバマ米大統領。駐伊アメリカ大使主催の夕食会で、彼は知的世界に魅了されたと、アメリカの新聞は伝えた。 だがこの出来事は、オバマ政権に対する負の評価にもつながった。大統領は自国と世界が抱える地政学的リスクに真正面から取り組むより、知的な会話に浸るほうが好きなのではないか?国務省の元職員はこの夕食会について、「中東やウクライナのことを夜遅くまで話してほしかった」と嘆いていた。 オバマは外交問題に関心がない、あるいは無能で優柔不断だという評価はワシントンの内外に根付いている。スンニ派テロ組織ISIS(自称イスラム
2022/12/26 リンク