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人民解放軍「暴走化」の読めない構図
新革命? 習は軍に異例の訴えをした。「私の命令を聞いてくれ」 Ryan Burke/Getty Images 8月には中... 新革命? 習は軍に異例の訴えをした。「私の命令を聞いてくれ」 Ryan Burke/Getty Images 8月には中国軍戦闘機が南シナ海上空で米軍哨戒機に異常接近、9月半ばにはインドと領有権を争うカシミールで中国軍が実効支配線を越えて侵入──人民解放軍の大胆な行動を説明するためによく使われるのが、軍が「暴走している」という言葉。言い換えれば、挑発行為は中国共産党指導部と軍との間の指揮命令系統に問題があったせい、ということだ。 人民解放軍は共産党に属し、習近平(シー・チンピン)国家主席は党の最高軍事指導機関である中央軍事委員会の主席なのに、そんなことがあり得るのか。 いや、案外これが中国軍の実態なのかもしれない。 共産党指導部は軍を完全に掌握していないという見方を裏付ける出来事が最近、いくつか起きている。習は先頃、人民解放軍本部で演説した。注目すべきは、それが9月中旬のインド訪問直後だっ
2014/10/11 リンク