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「ほこりのような役に立たない斑点」は、すべての脊椎動物に共通するゲノムの構成要素だった
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「ほこりのような役に立たない斑点」は、すべての脊椎動物に共通するゲノムの構成要素だった
アゴヒゲトカゲの小さなマイクロ染色体が、大きなマクロ染色体の間に集まっている Image: Shayer Alam.... アゴヒゲトカゲの小さなマイクロ染色体が、大きなマクロ染色体の間に集まっている Image: Shayer Alam. <鳥類と爬虫類ではマイクロ染色体が同じで、哺乳類は進化の過程で、マイクロ染色体を吸収したと思われることがわかった> 鳥類やカメ、ヘビ、トカゲなどの爬虫類の多くは、マクロ染色体とともに「マイクロ染色体」と呼ばれる多数の微小な染色体で構成された核型を持つ。染色体の間に散らばったちいさなほこりの斑点のようにも見えるマイクロ染色体は当初、染色体の劣化した断片だと考えられていた。 豪ニューサウスウェールズ大学(UNSW)やラトローブ大学らの研究チームは、トカゲ、ビルマニシキヘビ、ミシシッピ鰐、アオウミガメなどの爬虫類、ニワトリ、イヌワシ、エミューなどの鳥類、哺乳類のカモノハシ、コアラ、ヒトといった様々な脊椎動物を対象に、最新のDNA配列解析技術を用いてマイクロ染色体のDNA配列を整理