カメムシ多発！平年の15倍、なぜ… 洗濯物にもご注意を 佐賀県、注意報出し警戒呼びかけ 果樹被害や家への侵入懸念 | 行政・社会,農漁業 | 佐賀新聞ニュース | 佐賀新聞

暑さが長引いたことでカメムシの多発が続き、佐賀県農業技術防除センターが注意報を出して警戒を呼びかけている。例年気温が下がる９月は減る時期だが、残暑が厳しかった今年は平年比で１５倍を超える数が確認されている。多発は全国的な傾向。餌が減る山から平地に移動する時期に入っていて、ミカンなどの果樹被害のほか、家への侵入など日常生活への影響も懸念される。 センターは、光に集まる数（予察灯誘殺虫数）や餌となるヒノキの実への寄生数を発生数として調べている。県内２カ所の予察灯に集まるカメムシは８月中旬に急増、同月２１～２５日は１６７３匹で平年の４・４倍になり、９月１２日に注意報を出した。最新の９月１６～２０日は１７９０匹で１５・２倍。個体数は１割も増えていないが、例年は減少する時期に増えたため、平年比の数値が跳ね上がった。 ヒノキの実への寄生数は、８月下旬は４２・７で平年の２・８倍、９月上旬は５０・５で４・