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熊谷6人殺害、無期確定へ 最高裁がペルー人被告側の上告棄却
埼玉県熊谷市で平成27年、小学生2人を含む6人を殺害したとして強盗殺人などの罪に問われたペルー国... 埼玉県熊谷市で平成27年、小学生2人を含む6人を殺害したとして強盗殺人などの罪に問われたペルー国籍、ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告(35)について、最高裁第1小法廷(山口厚裁判長)は被告側の上告を棄却する決定をした。死刑とした1審さいたま地裁の裁判員裁判判決を破棄し、無期懲役とした2審東京高裁判決が確定する。9日付。5裁判官全員一致の結論。 争点は責任能力の有無や程度だった。1審判決は、被告が統合失調症による被害妄想があったとする一方、影響は限定的として完全責任能力を認定した。 これに対し2審判決は、「被害者を誤って追跡者とみなすなどして命の危機を感じ、被害者を殺害した可能性が否定できない」と指摘。「統合失調症による妄想や精神状態を考慮しないと理解が困難だ」として心神耗弱状態だったと認定し、「結果は重大で極刑で臨むほかないが、法律上の減軽をする」と無期懲役とした。刑法では「心神耗
2020/09/11 リンク