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セブン&アイ 鈴木体制崩れる、カリスマの求心力低下鮮明 ワンマンが内紛の一因か(1/3ページ)
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セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長兼最高経営責任者(83)の退任表明は、今後の同社の経... セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長兼最高経営責任者(83)の退任表明は、今後の同社の経営に影を落とす恐れがある。鈴木氏は会見で、辞任時期に関し「新体制に立候補するつもりはない」と話し、5月下旬の株主総会までに辞任する考えを示した。カリスマ経営者の突然の退場で、後任人事も含めセブン&アイは今後、難しいかじ取りを迫られる。(永田岳彦) 会社側提案として出されたセブン-イレブン・ジャパンの井阪隆一社長の退任案への賛成は7票。セブン&アイの取締役15人の過半数である8票には届かず、結果的に否決となった。同社の社外取締役は4人。会社側の提案に、身内の社内取締役の4人からは「ノー」を突きつけられた形だ。 鈴木氏にとっても、この結果には意外だったようだ。会見で鈴木氏は「社内役員から反対が出るようでは私が信任されていないということだ」と述べ、辞任を決断する理由となったと認める。