川崎に再生医療産業の集積拠点を整備へ 推進団体と経産省

医療機器メーカーや製薬大手などが参加する再生医療の推進団体「再生医療イノベーションフォーラム（ＦＩＲＭ）」と経済産業省は３０日、川崎市の臨海部に再生医療関連産業の集積拠点を整備する方針を明らかにした。再生医療の研究施設や細胞培養、治療施設などを集め、平成２９年度に集積効果を実証する事業を開始。２～３年後の検証結果を踏まえ、神戸市内に第２拠点の整備も検討する。 集積拠点は、生命科学分野の国家戦略総合特区に指定された川崎市の京浜臨海部。羽田空港の対岸に位置するなど交通の便もよく、周辺にＦＩＲＭの加盟企業の工場なども点在するなど「再生医療実施に必要な材料や装置などをワンストップで提供するのに最適だ」（経産省）と判断した。 まず、神奈川県が同市殿町に建設を進めている再生医療の総合施設「ライフイノベーションセンター（仮称）」を中心に拠点を整備する。４階建ての同施設内に細胞の培養・加工・出荷を一貫で行

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