【名言か迷言か】改憲論議孤立する岡田民主 党内政局もあり得る（1/5ページ）

「安倍さんが首相である間、憲法改正の議論はしたくない」 こう言い切ったのは、１月に民主党代表に就任した岡田克也氏だ。しかし、国会では憲法改正に向けた協議が始まろうとしている。岡田氏は、安倍晋三首相とは憲法をめぐる「基本的な考え方が違う」という理由だけで憲法論議を封印してしまった。しかし、党内にはこうした姿勢への不満もくすぶる。岡田民主党は本当に、共産、社民両党のような「護憲政党」とともに憲法改正論議に反対し続けるのか。 ２日の衆院予算委員会で質問に立った民主党の山尾志桜里氏は、自民党の船田元（はじめ）憲法改正推進本部長が前日のテレビ番組で行った発言に対し、こんな反論をした。 「ずたずたにしてよい憲法の案なんて出してほしくない。改正したいだけで中身はどうでも良いということを党として認めたのと同じだ。与党として憲法の重みをもう一度考えていただきたい」 船田氏のテレビ発言はこうだった。 「野党や