リニア「地域振興のために」 着工認可で長野知事

太田昭宏国土交通相がＪＲ東海が計画するリニア中央新幹線の着工を認可したことを受けて、阿部守一知事は１７日、「全国新幹線鉄道整備法に基づいての事業であり、ＪＲ東海には法にうたわれている通り地域の振興にしっかりと資する事業となるように取り組んでほしい」と語った。 リニア中央新幹線は、数カ月後に用地取得や工事が本格化する見通しで、阿部知事は「環境などへの影響を懸念する声もあるが、事業を進めるにあたっては地域に丁寧に説明をして、しっかりと合意形成を図っていく必要がある。最善の形で環境への影響が考慮されるように強く求めていきたい」と述べた。ＪＲ東海に対しては「環境影響評価書で示した姿勢をしっかりと堅持し、丁寧な事業の進め方をしてほしい」と要望した。 また、リニア中央新幹線による地域振興については「県としてもアクセス道路の整備や地域の振興のための事業などを地元の市町村、関係者としっかりと話し合いながら