和歌山の外国人観光客が昨年４割増 最高を更新

昨年１年間に県内に滞在した外国人観光客が３０万３５７４人と、過去最高だった前年に比べ４割増となったことが県の調査で分かった。円安基調の中で、三毛猫の「たま駅長」や高野山、県内温泉地の人気が要因とみられるという。日本人を含む観光客全体は前年から約８０万人以上増の計約３０８３万６千人となった。 調査によると、外国人観光客数を実数が把握できる宿泊者数で調べたところ、前年比４３・４％増と大幅な伸びを記録。国内全体の伸び率２９・４％を上回った。 県によると、円安の進行やＬＣＣ（格安航空会社）の浸透などの追い風に加え、県が行ってきた海外プロモーションや海外メディアの取材支援などの効果もみられるという。 国・地域別では、特に中国からの宿泊客数が前年比３・８４倍と大幅増。台湾が１・５４倍で続き、アジア地域全体で１・５６倍の高い伸びを記録した。欧州でも１０％台の増加で好調な伸びとなった。 アジアでは、香港や