福岡・ラー麦に続け！ 専用麦使い長崎ちゃんぽん来月にも商品化

長崎県などが開発したちゃんぽん専用の小麦「長崎ちゃん麦」を使ったちゃんぽんが、４月下旬にも地元飲食店やスーパーで登場することになった。麺専用小麦では、福岡県のラーメン専用「ラー麦」の普及が進んでいる。地域の名物料理を、地元産の原料で作りたいという動きは、各地に広がる。 （九州総局 村上智博） ◇ 長崎ちゃん麦は、平成２５年、長崎県と農業・食品産業技術総合研究機構（農研機構）の九州沖縄農業研究センターが共同開発した。２６年７月に「長崎Ｗ２号」として品種登録された。麺にすると、つるりとしたのどごしと、のびにくいのが特徴だという。 長崎ちゃんぽんは、全国的にも高い知名度を誇るが、県内で生産される小麦の量は少ない。ちゃんぽん麺の原料は、主に米国やオーストラリア産の小麦を使っている。この状況に製麺業界から県に「地場産の小麦で麺を作りたい」という要望が寄せられるようになったという。 県は１９年ごろから

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「長崎ちゃん麦は、平成２５年、長崎県と農業・食品産業技術総合研究機構（農研機構）の九州沖縄農業研究センターが共同開発した。２６年７月に「長崎Ｗ２号」として品種登録された。」