青森市長に元総務省官僚の小野寺晃彦氏初当選 市政刷新の訴え結実

鹿内博前市長の辞職に伴う青森市長選は２７日、投票が行われ、即日開票の結果、いずれも無所属の新人で、元総務省官僚の小野寺晃彦氏（４１）が元県議の渋谷哲一氏（５５）ら３人を破り、初当選を確実にした。小野寺氏は自民、公明両党の県組織の支援、支持に加え、三村申吾知事のバックアップも受けて激戦を制した。 今回の市長選は、ＪＲ青森駅前の複合商業施設「アウガ」の再建策や市役所庁舎の建て替え問題、街づくりなどを争点に舌戦が繰り広げられた。小野寺氏と民進、共産、社民３党の県組織が支援する渋谷氏の与野党対決となり、次期衆院選青森１区の帰趨（きすう）を占う前哨戦の様相を呈した。 小野寺氏は同省で地方の振興対策を担当した経験を打ち出しながら、県や周辺市町村との連携を掲げ、「停滞した市政を引き継ぐのか、前に進めるのか」と強調、市政刷新を訴えた。国政の対決構図は首長選にそぐわないとして中学、高校時代の同級生や市議団有

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