【Ｊリーグ】戦術空回り、親会社・楽天が経営判断…Ｊ１神戸、名将解任の真相は（1/2ページ）

元ドイツ代表ポドルスキ獲得という特効薬を使っても、チームを立て直すことはできなかった。Ｊ１神戸が１６日に発表したネルシーニョ監督の解任。在籍２年半でクラブ史上最高順位を成し遂げるなど、チーム内の信頼も厚かったが、今季、攻守の連係がうまくいかず、戦術が空回りする状態にあった。クラブの再起を図るため、親会社であるインターネット通販大手の楽天が決断を下した。（吉原知也） 今季は開幕戦でＦＷレアンドロがけがで離脱。ＤＦ岩波や司令塔の藤田ら主力の故障が相次ぐなど、不運が重なったことが成績不振につながった点は否めない。 しかし、ネルシーニョ監督の戦術にも内部から疑問視する声が出ていた。縦への速攻に重きを置く攻撃がワンパターン化する傾向にあり、得点力不足を招いた。 こうした中、推定年俸６億円でポドルスキを獲得。注目を集め、ファン拡大には大きな役割を果たしたが、ポドルスキは日本特有の高温多湿の夏場を迎え、