漢検、英検、数検 それぞれ1級で三冠 海城高3年の久住さん 5年かけ「戦い取る」：東京新聞 TOKYO Web

私立海城高校（東京都新宿区）の三年、久住和輝さん（１７）が、難関とされる日本漢字能力検定（漢検）や実用数学技能検定（数検）、実用英語技能検定（英検）でそれぞれ一級に合格した。中学一年の頃から「三冠ホルダー」を目標に掲げ、五年かけて達成した。久住さんは「うれしい。高校生の間に受かってほっとした」と話している。（山下葉月） きっかけは中一の時、漢検二級に合格したことだ。「漢検一級を目指したいと思ってネットで調べていくと、数検、英検一級を同時に取っている人はいないように感じて、三冠を目指したくなった」と振り返る。高一で漢検一級に挑み、三回目で合格。高二で英検一級を取得。高三では、計算はもちろん作図や測定、統計などの実用的な技能を測る数検の一級に合格した。英検一級の難しさは知られているが、海城高ＨＰによれば数検一級の合格率は７・１％で、漢検一級は１０・４％の狭き門だった。