パイプラインのガス漏れ、ウクライナ軍による特殊部隊の破壊計画も CIAは3カ月前に把握と米報道：東京新聞 TOKYO Web

【ワシントン＝浅井俊典】ロシア産天然ガスをバルト海経由でドイツに送る海底パイプライン「ノルドストリーム」で昨年9月に起きたガス漏れについて、米紙ワシントン・ポスト電子版は6日、米政府が事前にウクライナ軍による破壊計画を把握していたと報じた。4月に逮捕された米空軍州兵が交流サイト（SNS）に流出させた機密文書のコピーを入手し、独自に分析した結果としている。 ガス漏れはドイツ、スウェーデン、デンマーク当局が捜査しているが、犯人の特定には至っていない。米政府が事前に把握していたとされる破壊計画は実際の状況と手口が似ており、ウクライナが関与した疑いが強まれば、軍事支援を続ける各国との関係に影響が出る可能性がある。 同紙によると、ウクライナ軍特殊部隊のダイバーら6人が身元を偽って船を借り、潜水艇で海に潜ってパイプラインを破壊する計画だった。6人はウクライナ軍のザルジニー総司令官に直接報告する形をとっ