旧統一教会に35億円の損害賠償求める 高額献金の被害者108人が東京地裁に調停申し立て：東京新聞 TOKYO Web

世界平和統一家庭連合（旧統一教会）による高額献金などの被害救済に取り組む「全国統一教会被害対策弁護団」は31日、被害者108人が教団に計約35億7700万円の損害賠償を求め、東京地裁に調停を申し立てたと発表した。弁護団はこれまで集団交渉を図ってきたが、教団側が不誠実な回答を繰り返しているとし、司法の場で早期解決を目指す。 調停申立書などによると、申立人は元信者やその家族で、財産的損害の賠償や慰謝料の支払いを求めている。弁護団は2月以降、通知書や公開質問状を送って賠償や献金記録の開示を求めてきたが、教団側は「被害は見当たらない」「各地の信徒会が個別に対応する」などと回答していた。 申し立て後に東京都内で記者会見した村越進団長は、「被害者の中には高齢者や困窮している人もいる。裁判所の適正、迅速な管理のもとで交渉を加速化し、教団には真摯（しんし）に向き合うよう求めたい」と語った。

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