浅沼稲次郎刺殺（1960年） 死の特ダネ、心苦しかった＜一枚のものがたり＞吉武敬能：東京新聞 TOKYO Web

東京・信濃町の私邸を出た首相池田勇人の車を追いかけ、日比谷公会堂に着いたのは午後3時前だった。1960年10月12日、東京新聞政治部の「首相番」だった渡部（わたなべ）泰夫（89）は自民、社会、民社による「三党首大演説会」の会場に入り、最前列にある自社用の長机の前に腰を落ち着けた。 騒然とした中、社会党委員長・浅沼稲次郎（1898～1960年）が演説していた。聴衆に右翼が紛れ込み、「アカの手先だ！」とやじが飛ぶ。浅沼の大声がかき消されるほどのうるささに、いったん中断。再開して「選挙の際、国民に評判の悪い政策はすべて伏せておいて、選挙が済むと…」と言った時だった。舞台右手から壇上に上がった小柄な少年が、体重100キロ近い浅沼に体当たりするようにぶつかった。半回転して演壇横に逃れた浅沼に、回り込んでもう一度突進する。当時26歳の渡部は、反射的に壇上に上った。 「浅沼さんの方に行ったんですが、すぐ

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安倍ちゃん殺害と殆ど全く同じ状況下の暗殺劇だった。山上徹也はテロリストだとする有識者がいるけどテロリストってのは一般的には無差別殺傷をする犯罪者を指す。だからサリン事件はテロリズムでしょ。山上は違う。

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この暗殺を右翼団体は義挙（現在で）としている。山上の犯行に対する反応や報道を見ていると何とも言えないものを感じる。

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「テロルの決算」は面白かったな

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毎日新聞写真https://photobank.mainichi.co.jp/kiji_detail.php?id=P20220317dd1dd2phj388000は壇の下から撮影、壇上の左側にいるのが東京新聞カメラマン氏なのだろうな。

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浅沼暗殺／首相番だった人の証言。池田は呆然としていたという／例のピュリッツァー賞写真は毎日のカメラマンだが、東京新聞のカメラマンもほぼ同じ角度から撮っていた。ストロボの性能差