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すし店を廃業…51歳店主は「就職」を模索する 日銀短観の「業況改善」からは見えてこない中小零細の苦悩:東京新聞 TOKYO Web
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すし店を廃業…51歳店主は「就職」を模索する 日銀短観の「業況改善」からは見えてこない中小零細の苦悩:東京新聞 TOKYO Web
都内で20年間、すし店を営んできた男性(51)は9月に店を閉め、廃業する。コロナ後に原材料価格が高騰。... 都内で20年間、すし店を営んできた男性(51)は9月に店を閉め、廃業する。コロナ後に原材料価格が高騰。1割ほど値上げをして客単価を1万円程度としたが、「お客さんは(値上げに)付いてこなかった」という。節約志向が強い中でサービス価格への転嫁はうまくいかず、「利益が出せず、自分の給料も上げられなかった」。廃業後は、経営が安定している大手飲食チェーンへの就職を考えている。 9月短観では、宿泊・飲食業の景況感は大企業で過去最高となり、中小でもわずかながら改善した。だが、より規模が小さい従業員5人以下の零細企業を中心に大同生命保険が実施した8月の景気調査(約6000社対象)では、宿泊・飲食業の業況感は大きく悪化した。