第８回 私たちの未来に関わる 宇宙の環境問題を考える－とくしま SDGs Action 豊かな未来を徳島から 未来のために私たちができること｜広告企画｜徳島新聞デジタル

国連の「持続可能な開発のための２０３０アジェンダ」には、地球観測と地理空間情報等を含む幅広いデータ活用の追及が明記されています。しかし、その実行に必要な地球観測衛星に危険を及ぼす可能性を持つのが〝スペースデブリ（宇宙ごみ）〟の増加です。ＪＡＸＡの商業デブリ除去実証チーム長、山元透さんに宇宙ごみの現状と除去に関する取り組みについて伺いました。 ※過去のアーカイブ一覧 人類の宇宙開発が生んだ〝スペースデブリ〟 １９５０年代に始まった『スプートニク計画』以来、世界の宇宙開発進展に伴い〝スペースデブリ〟と呼ばれる宇宙ごみが、年々増加の一途をたどっています。これは、地球観測衛星が使用する低軌道、通信衛星や気象衛星が使用する静止軌道など、地球周回軌道上の不要になった人工物体のこと。具体的には、故障を含む役割を終えたロケットや人工衛星、ミッション中に放出された分離機構パーツ、爆発・衝突で発生した破片や剥