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【お金は知っている】日銀はマイナス金利拡大をためらうな 米国に振り回されると円高は加速する
円高が続いている。夏場で外国為替市場の商いが薄くなり、投機筋が操作しやすくなっているのだが、投機... 円高が続いている。夏場で外国為替市場の商いが薄くなり、投機筋が操作しやすくなっているのだが、投機筋は国際金融の流れに棹さしているだけである。流れとは、日米の実質金利差である。 グラフは日米実質金利差と円の対ドル相場を対比させている。実質金利は、日米の10年物国債の利回りからそれぞれの消費者物価上昇率を差し引く。米国の実質金利は日本を上回っているが、その幅が相場に影響する。通貨の値打ちというものは、その通貨を代表する金融資産である国債の名目金利が高ければ上昇し、インフレになれば下落するというのが、市場のセオリーである。グラフはそんな教科書通りの動きを示している。つまり、今の円高・ドル安は市場実勢そのものというオバマ政権の主張には反論しにくい。 それにしても、日銀は年間80兆円もの国債の買い上げに加えて、国債金利を押し下げ、2月にはマイナス金利政策まで採用したのに円高を止められない。なぜか。借
2016/08/26 リンク