楽天Ｖで遠のく「古田監督」 星野政権４年目濃厚…プランは仕切り直し

球界参入９年目で悲願の初優勝へ視界良好の楽天に落胆する人もいる。星野仙一監督（６６）が来季続投になれば、次期監督有力候補はお預けを食うからだ。 “ポスト星野”にあげられているのが古田敦也氏（４８）だ。人事権を持つ三木谷浩史オーナーと太いパイプがあり、古田氏本人も現場復帰に意欲を燃やしているという。昨年まで５位、４位と２年連続Ｂクラスに終わった星野監督自身も開幕前にこう明言した。「今年クライマックスシリーズに出られなければ、腹を切る」と。 ところが戦前の予想を覆し、背水の陣の今季はＡクラス入りどころか球団史上初のリーグ優勝が現実味を帯びてきている。すでに三木谷オーナーは星野監督に対し、来季続投要請をしており、優勝すれば星野政権が４年目に入ることになる。同時に有力候補の古田氏の現場復帰は遠のく。監督として汚名返上のチャンスをうかがっていただけに落胆するしかないだろう。 明の選手時代と暗の監督時