海外で人気の抹茶に目を付け生き残り模索の川根町の生産者は｜NHK 静岡県のニュース

県内の茶畑は山間地の急斜面に位置していることも多く大規模な機械導入が難しい中、海外に販路を拡大して生き残りを模索している生産者がいます。 島田市川根町に茶畑を持つ大橋一輝さんの会社では、２０年ほど前に煎茶の栽培を農薬をほとんど使わない有機栽培に切り替え、５年ほど前には海外で人気が出始めた抹茶に目を付け、抹茶のもとになるてん茶の有機栽培を始めました。 平らな生産地に比べて山に囲まれた急斜面の生産地は、ほかの生産地から飛散してくる農薬の影響を受けにくいため、厳格な基準が求められる海外向けの商品に適しているということです。 人口減少が続く国内市場よりも、海外市場のほうが成長が見込めると考え、いまでは出荷先の７割から８割がヨーロッパやアメリカなどだということです。 静岡県全体のおととしの茶の農業産出額は新型コロナなどの影響で前の年に比べて１９％余り減りましたが、大橋さんの会社では販売先の地域を国内

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島田市川根町「てん茶の有機栽培を始めました…販売先の地域を国内外に多角化できていたため減少幅は１０％ほどに抑えられたということです」