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『狂った一頁』(1926)奇跡的に見つかった日本発の前衛映画。未だ発売されず。
タイトルは『狂った一頁』と書いて、“くるったいっぺーじ”と読みます。『カリガリ博士』に代表されるド... タイトルは『狂った一頁』と書いて、“くるったいっぺーじ”と読みます。『カリガリ博士』に代表されるドイツ表現主義やセルゲイ・エイゼンシュタインが唱えたモンタージュ手法の集大成である『戦艦ポチョムキン』が映画界を席巻していた1920年代はサイレント黄金時代でした。 日本でも前衛的、もしくは実験的な流れに刺激された溝口健二『血と霊』、衣笠貞之助『狂った一頁』『十字路』が公開されました。 『血と霊』は杜撰なフィルム管理や第二次大戦の業火が重なり、現状では『狂恋の女師匠』『唐人お吉』(一部は現存。)と同じく、フィルムは確認されていません。 もしかするとどこかの土蔵や外国のフィルム倉庫からひょっこりと出てくるかもしれません。また衣笠貞之助の『狂った一頁』も同じく焼失したと考えられていました。それが1971年に衣笠の自宅から奇跡的に発見され、自らも編集に加わったのちにアメリカで1975年に公開されました
2014/05/08 リンク