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八重樫徹先生の「猥褻」論(1) 猥褻の定義 | 江口某の不如意研究室
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八重樫徹先生の「猥褻」論(1) 猥褻の定義 | 江口某の不如意研究室
『フィルカル』っていう若手中心の哲学とカルチャーに関するすばらしい雑誌があって、いつも楽しく読ま... 『フィルカル』っていう若手中心の哲学とカルチャーに関するすばらしい雑誌があって、いつも楽しく読ませてもらってます。八重樫徹先生っていうこれまた優秀な先生が性表現の問題を哲学的に分析する話を連載しているのでじっくり読まざるをえないですね。とてもおもしろいです。 第1回と第2回は性表現と「猥褻」の問題を扱ってて、第1回だけだともうひとつ何をしたいのかわからなかったのですが、第2回が出て「なるほど勉強になる」ってな感じでした。でもちょっと最近気になっている「定義」との関係で問題があるなとも思ったのでメモしておきます。 八重樫先生のはちょっと入りくんだ議論になっていてコメントしづらいところもあるんですが。第1回と第2回で性表現のなかでも「猥褻」とされるやつの概念やそれの規制の道徳的正当化みたいな話なんだけど、第1回で「猥褻」の概念分析やって、第2回でそれがなぜ「悪い」かの話をしてるわけです。これは